2016年7月15日金曜日

腐った耳


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石器人だからか、聞き間違いが多い。

北海道には然別湖という湖があり、そこから道道85号を通って糠平温泉に行く途中に、「幌鹿峠(ほろしかとうげ)」という峠があるのだが、いつだったかラジオの交通情報で「幌鹿峠」の名前を聞いた時、石器人は「コルシカ峠」と聞き違えたことがある。

また、同じく北海道の標津町と斜里町を結ぶ国道244号の途中に、「根北峠(こんぽくとうげ)」という峠があって、それもだいぶ前だが「ポンコツ峠」と聞こえたことがあった。



地名だけで済めばまだいいのだが、日々の暮らしでも、これまた頻繁に聞き間違いをするから厄介だ。

石器人はAM・FM問わずラジオをよく聴いているのだが、聞き間違いをしない日は無い、というくらい酷い。

例えばラジオのCMでよく使われる「御家族の皆様」というフレーズがあるが、石器人はこれを「豚属の皆様」と聞き違えたことがある。

番組でエイモス・チュツオーラの小説「やし酒飲み」が紹介されれば、完璧に「安酒飲み」という言葉に聞こえて、自分のことか?と決まりが悪かった。

ラジオで「浅田真央」と言えば「朝だ!もう」に聞こえ、「梅澤さん(梅澤富美男)」と言えば「ウメゾー(梅蔵)さん」と聞こえるし、「メガネのパリミキ」のCMが流れると「眼鏡5割引き」に聞こえる…。

また、「心地いい」という何でもない言葉が、「ポコチンいい!」という卑猥極まりない言葉に聞こえたこともある。流石にこの時は、『この女(パーソナリティー)は、いったい何を言ってるんだ?』と一瞬思ったものだ。

コンビニでおにぎりを買うと、北海道では店員に「おにぎり温めますか?(電子レンジで)」と訊かれるのだが、以前完璧に、アンタ今「おにぎりは畳めますか?」って言ったろう?と思ったこともあった。




それとは別に、聞いた言葉を「発音は同じだが全く別の言葉」に誤変換して受け取ってしまうことも多い。

よく使われる「小中学校」という言葉があるが、この言葉を聞くと石器人の頭の中では「焼酎学校」という素敵な言葉が湧いて来る。

「新社会人」と聞けば「新車灰塵(に帰す)」という言葉を、「新車を買ってすぐに事故を起こして炎上した」状況とともに連想する。

「夜間の雨量」と聞けば、「薬缶」に雨水を溜めて使っている貧乏くさい場面が頭に浮かぶ。

また、ラジオニュースの最後の方で流す株式情報で「最高値」という用語が使われるが、これが全く関係のない「咲いたかね?」という言葉に聞こえて困惑したこともあった。



ここまで来ると、単に耳が腐っているというだけでなく、脳に何らかの異常があるのかも知れないが、今のところ日常生活に支障はない(自覚していないだけかも…)ので、病院に行く予定もない。





ということで、そういう耳の所為か最近は、「マタニティー」という言葉を聞くと「股煮亭」なる怪しげな居酒屋を連想してしまい、ニヤニヤしているのだ。





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